■ 一般公開 中央水研だよりNo.1(2006. 平成18年2月発行)掲載
一般公開(上田庁舎) 箱山 洋 NRIFS-Ueda Open Day Hiroshi Hakoyama


一般公開
(上田庁舎)
 
一般公開(上田庁舎)
 上田庁舎では今年度は10月2日(日)に一般公開を行い、 204名の来訪者がありました。当日は久しぶりの夏日で日差しの強い日でした。今年は「身近な川の生き物に触れる」というテーマから、新しい企画として生物に触れる学習会を行いました。(1 魚の採集と同定、2 水生昆虫など川の生物調査、3 ため池のプランクトンを見る)。主に小学生以下の子供を中心とした参加があり、好評だったと思います。また、研究室の紹介としてパネルや出版物の展示、川魚と環境に関する講演会、鯉こく試食コーナー、釣り体験教室(マス釣り)を行いました。特に講演会は、アユの生態・フナの生活・ダムと魚道について行い、それぞれたくさんの人に聞いて頂くことができ、また質疑応答も盛んでした。鯉こく、釣り堀も多くの人に楽しんで頂けたと思います。さらに、関東農政局移動学習車も参加し、水産総合研究センターの紹介や食に関するVTRを放映しました。人手が不足しがちな所、日光庁舎や横浜庁舎などからの職員の応援は大変助かりました。反省点として、当日のスケジュールを配布資料だけでお知らせしていて、スケジュールの立て看板などは準備していなかったことが挙げられます。来年度はよりわかりやすくするように申し合わせをしました。また、1時までに2/3の企画が終了していましたので、午前と午後のバランスが悪かったかもしれません。>多少お祭りの要素が強い水産総合研究センターの一般公開ですが、来訪者の方のなかには、センターの研究費や維持費がどこからくるのか、どのような研究もしくは受託業務をしているのか、といった質問をされる方もいました。常日頃行っている研究活動を国民に説明するのが一般 公開の役目ですから、その点に関しては特におろそかにしないことが大切だと思います。
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