黒潮大蛇行に関連する漁海況の特異現象
(静岡県、対象期間:2004.8~2005.4)
(1)漁況
静岡県では、過去の事例から黒潮大蛇行が発生するとシラスが不漁になることが知られている。今回の大蛇行においても例外ではなく、5月以降極度の不漁となり、漁期最後まで継続した。主要6港(静岡、吉田、御前崎、福田、舞阪、新居)における2004年漁期水揚量は2,464トンと前年(6,278トン)の39%、過去5か年平均(6,970トン)の35%に過ぎず、過去25年間で最低となった。
2005年4月のシラス漁は好調で推移している。
(2)海況
磯焼けとは大型海藻群落が急激に広範囲に枯れ、漁業生産に影響を及ぼす現象をいう。伊豆海域では黒潮が大蛇行型の流路となった時に大型褐藻カジメの磯焼けが発生して、アワビ漁業に大きな影響をもたらすことがある。
水産試験場伊豆分場でカジメ磯焼けの発生状況を潜水調査で把握してきたところ、伊豆半島先端部(下田市田牛から南伊豆町伊浜にかけての南伊豆海域)で2004年秋からカジメの磯焼けが発生していることがわかった。白浜から熱海にかけての東伊豆海域のカジメ分布域では磯焼けは顕著ではなかった。
(3)報告機関
静岡県水産試験場 漁業開発部
〒425-0033 静岡県焼津市小川汐入3690
TEL 054-627-1817
FAX 054-629-7350

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