高度成長期以降、日本の河川では、利水・治水や発電のためにダムや堰等の河川工作物の建設と河川改修工事が行われ、内水面漁業に少なからず悪影響を及ぼしていると言われてきました。しかしその影響実態に関しては、まとまった詳細データに乏しいのが現状です。 中央水産研究所では、全国の内水面漁業協同組合を対象にアンケート調査を実施し、河川工作物が内水面漁業に与える影響の実態を調べました。