かじきの味噌漬 味噌漬の写真は、すべてカジキ(シロカジキ、クロカジキ)である |
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白味噌: | 米を大豆の倍以上の比率で使うことが大きな特徴です。茹でた大豆と米麹を約2週間程の熟成を行い、空気に触れることによって起こる変色を防ぐため、 切り返しを行わないで仕上げます。きめの細かさと淡いクリーム色が特徴であり、まろやかな味には上品な甘味と芳香があります。 |
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淡色味噌: | 味として甘味噌から辛味噌までがあります。甘味噌では2~3週間の短期熟成を行い、光沢のある淡黄色とさわやかな香りが特徴であり、 さっぱりとした味が味わえます。辛味噌では熟成期間が2~6ヶ月と長期になり、山吹色と色が濃くなっています。味は白味噌と赤味噌の間で、 市販されている味噌の多くがこれに当たります。信州味噌や長崎味噌などが、代表にあります。 |
赤味噌: | 赤褐色をした味噌で、白味噌などに比べ大豆の味が表に出てきます。甘味噌では発酵の芳香が甘みと重なって旨味になり、 辛味噌ではその濃厚な香臭が濃い熟成された味と調和します。この味噌は熟成期間が長く、甘味噌で3~6ヶ月、辛味噌で3~12ヶ月の熟成を行います。 代表的なものに仙台味噌や江戸味噌があります。 |
皮とり |
切り身のサイズ調整(重さの測定) |
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サク取り |
攪拌機による合わせ味噌の調整 |
解凍魚および鮮魚を80~120g、大判では180g程に斜めそぎ切りし、そのまま味噌と合わせることもありますが、数%の冷却塩水に漬け、
または魚肉に塩を振って脱水するとともに、魚肉表面のタンパク質に坐りを起こさせ、食感の向上を図ります。 その後、魚肉1つ1つに調合した味噌を刷毛などで、塗りつけを行うか、さらに大量生産を行うときには、どぶ漬けという大型の容器に調合した味噌を入れ、 直接、前処理した魚肉を投入し、数時間から数日間の味を馴染ませることを行います。この工程は魚種やその品質(生鮮、解凍原料等)で短期的な馴染ませのほか、 長期間の熟成を行います。袋詰めにした後、冷凍保存あるいは冷蔵で貯蔵します。 |
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