第6回カタクチイワシ勉強会

 第6回カタクチイワシ勉強会は,成果の一つである「カタクチイワシ処理機」を紹介するため,当プロジェクト研究関係者の他,横浜丸魚,東洋水産機械,安倍長商店,千葉県水産総合研究センター,千葉県水産加工業協同組合,大福商店,アルガマリーナ,マルハニチロ水産,神奈川県庁,藤沢市役所,広島水産,長崎蒲鉾水産加工業協同組合,水産経済新聞など計17名が参加しました。平成22年7月26日(月)に当所で開催し,水産関係者名17名が参加しました。食用化に向けた開発技術および水産加工原料確保緊急対策事業の説明のあと,機械のデモンストレーションを行いました。カタクチイワシは大(14-15cm),中(13-14cm),小(11-12cm)に選別された千葉産の解凍魚を使用しました。

1.「ヘッドカッター連動型フィレマシン」の実演
 ヘッドカッターとフィレマシンを連結させて1台とした,蝶開き用処理機のデモンストレーションを行いました。蝶開き用処理機は第4回カタクチイワシ勉強会の参加者の要望を踏まえて、処理能力を2倍(240尾/分)にスピードアップしました。

2.「簡易型カタクチイワシ頭揃え機」の実演
 頭揃え機はフィレマシンへの整列の手間を軽減することを目的とします。簡易型頭揃え機は千葉県水産総合研究センターが開発したもので、スベリ台方式の簡単な構造でありながら、かなりの精度で頭を揃えることができました。

3.意見交換会
 参加者全員が活発に意見を出し合い、「この処理機によってイワシの食文化が変わるかもしれない」との声もあがりました。このフィレマシンでできるドレスと蝶開きの以外に、フィーレの要望もあり、いよいよ実用化にむけて動き出しそうな気配が感じられました。

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