第22回低・未利用資源有効利用研究連絡会は,平成27年11月18日(水)に当所横浜庁舎において開催され,主に都道府県の水産利用加工関係者が集まりました。出席者は、農林水産政策研究所、青森県産業技術センター、宮城県水産技術センター、千葉県水産総合研究センター、東京都島しょ農林水産総合センター、静岡県水産技術研究所、三重県水産研究所、岡山県農林水産総合センター、香川県水産試験場、愛媛県産業技術研究所、高知県工業技術センター、鳥取県産業技術センター、島根県水産技術センター、島根県産業技術センター、兵庫県立農林水産技術総合センター、長崎県総合水産試験場、福岡県水産海洋技術センター、大分県農林水産研究指導センター、鹿児島県水産技術開発センター、日本水産缶詰輸出水産業組合、、㈱井上海苔店、㈱紀文食品、林技術士事務所 E&H-i、㈱インテリジェントセンサーテクノロジー、(一社)海洋システム協会などから、39名が参加しました。
1.発表
1)駿河湾の深海鮫を食べる | (高木 毅:静岡県水産技術研究所) |
2)水産物流通目詰まりの解消に向けた 社会調査のアプロ-チ | (高橋祐一郎:農林水産政策研究所) |
3)強い農業水産業に向けて、味覚センサの役割 | (池崎秀和:㈱インテリジェントセンサーテクノロジー) | >
(日本貿易振興機構 味覚嗜好性調査(2014年3月) | |
4)ゴマサバ加工を中心とした加工事業のその後 | (山口邦久:東京都島しょ農林水産総合センター) | >
(農林中金総合研究所 島内外で販路拡大をめざす) | |
5)産地の品質衛生管理講習・指導事業について | (長島徳雄:日本水産缶詰輸出水産業組合) |
6)高鮮度にもかかわらず安価なまき網漁獲物の 付加価値向上 | (清川智之:島根県水産技術センター) |
7)骨肉分離機の最新の情勢 | (林 英一:林技術士事務所) |
8)海苔生産における未利用資源の利用について | (井上勝久:㈱井上海苔店) |
9)海の毒について簡単に~その1~ | (鈴木敏之:中央水産研究所) |
2.意見交換会
未利用資源として、深海サメ、ゴマサバ、まき網漁獲物、多回摘み後の太い海苔、毒を持つ生物等が紹介された。
六次産業化にあたっての問題点として、①人材や労働力の確保(賃金)、②原料の安定的な入手、③補助金の活用法、④加工場所や設備の不備、⑤販売先や販路開拓の難しさ等の本音について情報を交換した。
社会調査アプローチ、味センサーを利用した高付加価値化、市場の衛生管理、骨肉分離機の展開など多方面から未利用資源の有効利用について意見交換を行った。
以下の写真は、持ち寄って戴いた商品や試作品です。