第20回低・未利用資源有効利用研究連絡会(旧カタクチイワシ勉強会)を開催

 第20回低・未利用資源有効利用研究連絡会は,平成26年11月12日(水)に当所横浜庁舎において開催され,主に都道府県の水産利用加工関係者が集まりました。出席者は、(地独)北海道立総合研究機構、(地独)青森県産業技術センター、宮城県水産試験場、千葉県水産総合研究センター、静岡県水産技術研究所、三重県水産研究所、岡山県農林水産総合研究センター、徳島県立工業技術センター、愛媛県産業技術研究所、富山県農林水産総合技術センター、島根県産業技術センター、島根県水産技術センター、熊本県水産研究センター、宮崎県水産試験場、鹿児島県水産技術開発センター、大分県農林水産研究指導センター、 (一社)海洋水産システム協会、(株)紀文食品、全国蒲鉾水産加工業協同組合、横浜丸魚(株)、(株)ハンスイ、新東物産(株)、東洋水産(株)、長崎大学など47名が参加しました。

1.発表など

1)未利用のトビイカの味覚センサー分析について(石田典子・東畑顕:中央水研)
2)シャーク(鮫)ナゲットの紹介(大村裕治:中央水研)
3)真鯛おかきの商品開発への取り組み(藤田慶之:愛媛県)
4)「さばじゃが君」その後(鈴木勇己:静岡県)
5)湘南魚醤油の開発(斉藤融:横浜丸魚(株))
6)いとう漁協(静岡県)の未・低利用魚の落し身を使用した製品開発(川島卓:㈱ハンスイ)
7)ブリ中骨の昆布巻き(原田恭行:富山県)
8)高鮮度ムシガレイのフィレー(岡本満:島根県)
9)かぼすブリの紹介(木藪義和:大分県)

2.意見交換会
 未利用魚や一次処理廃棄物を原料として、各県や会社で企画・商品化された例が紹介されました。最近では産地で一次処理を行う傾向にあり、産地において残滓や廃棄物を有効利用する取組が増えていました。養殖業では、柑橘類の皮などを飼料に添加して飼育したフルーツ魚が出回っており、その一例としてかぼすブリを紹介し、試食会と意見交換が行われました。
 写真2は持ち寄られた試作品や商品です。かぼすブリについては、その後アンケートを行いました。

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写真1.意見交換会
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写真2.試食会
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写真3.かぼすブリ:大分県
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写真4.かぼすブリの条件