サイエンスキャンプ2012

2012年度は終了しました    開催状況報告

開催案内

 高校生が研究現場を実体験し第一線研究者から直接講義や実習指導を受けることにより、科学技術に対する興味と関心を高め、知的探求心等を育成し、学習意欲を高めることをねらいとして、独立行政法人科学技術振興機構の主催により全国の研究機関や大学がタイアップしておこなう2泊3日の科学技術体験合宿プログラムです。

 独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所では平成19年度より実施機関として参加しており、5回目となる今回は水産物応用開発研究センターが中心になり、最先端の分析機器を使って水生生物の生理活性物質の分析法を学びます。

このプログラムでは;

  1. 1.二枚貝やプランクトンから生理活性物質を抽出し、機器分析を行うために必要な処理を行います。
  2. 2.抽出した生理活性物質を液体クロマトグラフ質量分析計を用いて分析し、量や化学構造を調べます。
  3. 3.生理活性物質の化学構造を核磁気共鳴法によって調べます。
  4. 4.海洋調査船の中はどのようになっているか、眼と肌で感じて下さい。

講義と実験を通じ、水産生理活性物質の基本と先端的な技術を学習・体験します。

応募締切 2012年6月14日(木)必着
日程 2012年8月21日(火)~8月23日(木) 2泊3日
会場 独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所
(横浜市金沢区福浦2-12-4)
会場までの交通手段 JR「横浜駅」より約50分、横浜新都市交通金沢シーサイド線「市大医学部駅」下車、徒歩5分
宿泊場所 横浜テクノタワーH ファミール(予定)
募集人員 12名

※募集要領、参加申込書等の詳細については、以下のサイエンスキャンプHPをご参照ください。

スケジュール

1日目 8月21日(火)
13:00~13:30 集合受付
13:30~14:00 開校式/オリエンテーション
14:30~17:00 海洋生物生理活性物質についての概論、機器分析に必要な化学の基礎に関する講義

2日目 8月22日(水)
09:00~12:00 生理活性物質分析の実習(二枚貝から生理活性物質を抽出、前処理、器具類の操作)
12:00~13:00 昼食
13:00~17:00 質量分析計、核磁気共鳴装置を用いた測定・分子生物学実験
17:00~17:30 所内見学
17:30~19:00 交流会

3日目 8月23日(木)
09:00~10:00 データ整理(班単位)
10:00~11:00 分析結果の発表(班単位)
11:00~12:00 得られたデータの信頼範囲と不確実性について解説
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30 調査船「蒼鷹(そうよう)丸」の見学
14:40~15:15 閉講式・解散

1、2日目の夜は宿舎でミーティングを行います。