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水産資源研究所(旧中央水産研究所)図書資料館には約25万点の古文書と筆写稿本(所有者の許しを得て筆写したもの)が保管されています。これらの資料は、水産庁が財団法人日本常民文化研究所に委託して、昭和24年から6年間かけて収集したもので、漁業制度を改革するための参考資料とするためのものであったことから、「漁業制度資料」と呼ばれています。内容は近世から近代にかけての全国の漁業および漁村の制度に関する文書であり、漁業と日本人の関わりを具体的に伝える最大級の資料群です。
水産庁水産資料館からこの漁業制度資料を平成5年に引き継いだ中央水産研究所(現水産資源研究所横浜庁舎)では、上記約25万点のうち約5万点の古文書について、水産庁が行った粗目録の作成を引継いで平成7年度から神奈川大学日本常民文化研究所に委託するかたちで整理を行い、順次目録化してきました。