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漁樵酒茶四詠唱和
館機樞卿校,玉巖堂(和泉屋金右衛門),1810(文化7)年,52丁,13cm
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 江戸後期の漢詩人館機樞卿(館柳湾)が、中国唐代の詩人陸龜蒙と皮日休の唱和詩集『松陵集』から抜粋して、漁具詠・樵人詠・酒中詠・茶中詠の項立てで編纂しなおした漢詩集です。
 四詠唱和目録(目次)は次の通りです。
  漁具詠十五首并序  陸龜蒙
  和添漁具五篇陸龜蒙
  和漁具十五詠皮日休
  添漁具詩五首并序皮日休
  樵人十詠并序陸龜蒙
  和樵人十詠皮日休
  酒中十詠并序皮日休
  和添酒中六詠皮日休
  和酒中十詠陸龜蒙
  添酒中六詠并序陸龜蒙
  茶中雑詠十首并序皮日休
  和茶中十詠陸龜蒙
【書名について】
和綴じの表紙の題箋には「漁具詠」とありますが、漁具詠はこの冊子の中の最初の項立てのみを示すものなので、標題紙(見返し)の「漁樵酒茶四詠唱和」を書名として採用しました。
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