膃肭臍猟図説(おっとせいりょうずせつ)
[KmView-fで全文表示] [Jpegで全文表示]
作者不詳 作成年不詳 24丁 26cm (写本)

 江戸時代に、蝦夷地のサワラ(今の砂原)からヱトモ(今の室蘭)の間にある内浦湾でおこなわれていた膃肭臍(オットセイ)猟について書かれています。内容は膃肭臍猟の漁場、漁期、漁のための礼式、漁法、漁具、箱館奉行所(会所)への献上、膃肭臍の解体と塩漬けなどについてです。箱館奉行所は1802-1807(享和2-文化4)年と1854-1868(安政元-慶応4)年に設置されていました。その頃の出来事を記録したものと思われます。
関連情報