高鋭一編 和綴じ稿本 作成年不明 60丁 24cm

 明治政府は、1873(明治6)年に開催されたオーストリア博覧会(ウィーン万国博覧会)に初めて公式参加するため、出品する物産製品を全国から収集しました。以来、外国に日本の物産製品を紹介し名価を得、輸出の増大に役立ってきましたが、製品を著述したものがなかったため、1877(明治10)年、内務省は全国から収集した物産製品の解説書『日本製品図説』を作りました。
 本書は長良川の香魚(あゆ)と鵜飼いについて書かれたものです。製品の解説が丁寧であり、画を内海帆平が描いているたいへん美しい解説書です。
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