江戸湾口水深図
游樂民画 1847(弘化4)年5月23日 39×52cm 地図1枚
  弘化4年5月に作られた江戸外湾の海防絵図です。陣屋や台場も記載されていますが、この図の特徴は房総半島と三浦半島の要所を結んだ海の水深を詳細に測量して記載していることです。富津-走水、竹ヶ丘-鴨居、洲ノ嵜-城ヶ島の3つの線を測量しています。
  作成されたのは、アメリカ東インド艦隊司令長官ビットルが三浦半島の野比沖に2隻の軍艦を率いてあらわれた1846(弘化3)年の翌年です。黒船で有名なペリー提督が来航したよりも6年も前に作成された水深図でした。
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