嘉永年中幕府にて調 内洋浅深図(江戸湾内)
江戸幕府 嘉永年間(1848-1854) 53×76cm 地図1枚
 「嘉永6(1853)年夏に米人が内湾に闖入し江戸湾の海底の浅深を測量したことを受けて、 幕府も内海を測量した」という意味のことが記されています。嘉永6年といえばペリーが黒船4隻を従え浦賀に来航した年です。この事件がきっかけとなって作られた海図のようです。またこの文章の署名には「森重遠所蔵」とあります。この来歴は「内洋浅深図」を後に所蔵した森重遠が記したものと思われます。図は、三浦半島の久良岐郡(横浜市金沢区)と房総半島の久津間村(木更津市)を結ぶ線より内洋について、沿岸からの距離と浅深を調べ記録しています。
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